トレントの著作権侵害でアダルト動画の件を弁護士に相談するのが恥ずかしい|相談をためらう方へ
トレントの著作権侵害で弁護士に相談しようと思ったが、対象がアダルト動画であることが分かっている。弁護士に「アダルト動画を違法にダウンロードしていました」と言わなければならない。恥ずかしくて相談に踏み切れない。この記事は、そのような方に向けて書いています。
恥ずかしいと感じるのは当然のこと
弁護士にアダルト動画のダウンロードについて相談することが恥ずかしいと感じるのは、ごく自然な感覚です。
日常生活では他人に話すことのない話題を、初対面の弁護士に話さなければならない。
作品のタイトルが書面に記載されており、それを見せなければならない。
「こんなことで弁護士に相談するなんて」と思ってしまう。
この気持ちは理解できます。
しかし、恥ずかしいという感情が相談を遅らせることで、対応の選択肢が狭まるリスクがあります。
1. 弁護士にとっては日常的な相談
トレントの相談は珍しくない
トレントの著作権侵害に関する相談は、この分野を扱う法律事務所にとっては日常的な業務です。
当事務所でも、トレントの著作権侵害に関する相談を多数受けています。
対象がアダルト動画であることは、この分野の事案ではごく一般的です。
弁護士は、相談者のプライベートな事情を聞くことに慣れています。
離婚、不貞行為、刑事事件、債務整理など、人に話しにくい内容の相談を日常的に受けています。
アダルト動画のダウンロードについての相談は、弁護士にとって特別なことではありません。
弁護士が関心を持つのは法的な問題
弁護士が相談で関心を持つのは、相談者の趣味や嗜好ではなく、法的な問題の内容です。
どの権利者からどのような書面が届いているか。
対象作品の数と利用期間。
提示されている金額。
裁判で争った場合の見通し。
弁護士は、これらの法的な論点を検討するために情報を聞いています。
「アダルト動画を見ていた人だ」という目で見ているわけではありません。
2. 守秘義務がある
弁護士には法律上の守秘義務が課されている
弁護士には、弁護士法第23条に基づく守秘義務が課されています。
相談の内容を、相談者の同意なく第三者に漏らすことは、法律で禁じられています。
守秘義務に違反した場合、弁護士は懲戒処分の対象になります。
相談した内容が家族、職場、友人などに伝わることはありません。
弁護士以外の事務所スタッフにも守秘義務がある
弁護士事務所の事務員やスタッフにも、同様の守秘義務が及びます。
事務所内で相談内容が不適切に扱われることはありません。
3. 相談しないことで失うもの
対応が遅れると選択肢が狭まる
恥ずかしさから相談を先延ばしにしている間に、権利者側の手続は進みます。
意見照会書の回答期限が過ぎる。
損害賠償請求の書面が届いても対応しない。
訴状が届いても答弁書を出さない。
欠席判決で請求額がそのまま認容される。
各段階で対応を始められたはずなのに、恥ずかしさから対応が遅れ、結果的に不利な状況に追い込まれるのは、もったいないことです。
提示額をそのまま支払ってしまう
弁護士に相談するのが恥ずかしいために、「弁護士に見せなくても自分で解決できる方法はないか」と考え、権利者側の提示額をそのまま支払ってしまう方がいます。
しかし、その提示額は裁判で争えば大幅に下がる可能性があります。
弁護士に相談していれば、数十万円の差が生まれたかもしれません。
恥ずかしさのために数十万円を多く払ってしまうことは、合理的ではありません。
家族に知られるリスクが高まる
弁護士に依頼すれば、権利者側からの書面を止め、連絡窓口を弁護士に切り替えることができます。
弁護士に依頼しなければ、書面が自宅に届き続け、家族に知られるリスクが高まります。
弁護士に1回恥ずかしい思いをして相談することと、家族にすべてを知られることのどちらを避けたいかは、明らかではないでしょうか。
4. 相談時に恥ずかしさを軽減する方法
書面をそのまま見せればよい
相談時に、アダルト動画のタイトルを自分の口で説明する必要はありません。
届いた書面をそのまま弁護士に渡していただければ、弁護士が書面の内容を確認します。
口頭で詳しく説明しなくても、書面に必要な情報は記載されています。
メールでの相談も可能
対面で話すのが恥ずかしいのであれば、まずはメールや電話で相談を始めることもできます。
書面の写真を撮ってメールで送っていただければ、弁護士が内容を確認し、折り返しご連絡します。
弁護士は作品の内容には関心がない
繰り返しになりますが、弁護士が関心を持つのは法的な問題です。
対象作品のジャンルや内容ではなく、請求金額、対象作品数、利用期間、裁判例との比較が重要です。
作品名がアダルトなタイトルであっても、弁護士はそれを法的な情報として処理しているだけです。
5. 相談をためらっている間に確認してほしいこと
提示された金額は適正ではない可能性がある
権利者側から提示された示談金は、法律で決まった金額ではなく、権利者側が独自に設定した請求額です。
裁判で争えば、提示額の数分の一から数十分の一にまで下がることがあります。
当事務所では、著作権法第114条に基づき、作品の正規価格、ダウンロード回数、アップロードによる拡散可能性(共有比率や経過日数等)を踏まえた具体的な反論を行っています。
その結果、これまで取り扱った案件ではいずれも当事務所の主張する計算方法が裁判所に採用され、数万円から十数万円程度にまで減額された解決に至っています。
もっとも、こうした反論が裁判所に採用されるかは、主張立証の具体性と精度に左右されます。
弁護士に相談しなければこの減額は得られない
裁判で争って減額を得るには、弁護士による主張立証が必要です。
弁護士に相談しないまま提示額を支払えば、この減額の機会を逃すことになります。
恥ずかしさは一時的ですが、支払った金額は取り戻せません。
6. 刑事告訴への対応
当事務所では、権利者側に対し刑事告訴を行わないよう交渉する方針を一貫してとっており、介入後に刑事事件として立件された案件は一度もありません。
刑事告訴のリスクについても、弁護士に相談して対応を任せることができます。
まとめ
アダルト動画のダウンロードについて弁護士に相談するのが恥ずかしいと感じるのは自然なことです。
しかし、弁護士にとってトレントの著作権侵害の相談は日常的な業務であり、対象がアダルト動画であることは珍しくありません。
弁護士が関心を持つのは法的な問題であり、相談者の趣味や嗜好ではありません。
弁護士には法律上の守秘義務があり、相談内容が外部に漏れることはありません。
恥ずかしさから相談を遅らせることで、対応の選択肢が狭まり、不利な結果になるリスクがあります。
弁護士に相談していれば、提示額を大幅に下回る金額で解決できる可能性があります。
恥ずかしさは一時的ですが、支払った金額は取り戻せません。
書面が届いたら、まずは弁護士に相談してください。
よくある質問
アダルト動画の件を弁護士に話さなければなりませんか。
届いた書面を弁護士に渡していただければ、口頭で詳しく説明する必要はありません。書面に必要な情報は記載されています。
弁護士に相談した内容が外に漏れませんか。
弁護士には法律上の守秘義務があり、相談内容を相談者の同意なく第三者に漏らすことは禁じられています。
対面で話すのが恥ずかしいです。
メールや電話での相談も可能です。書面の写真をメールで送っていただければ、弁護士が内容を確認します。
恥ずかしくて相談できないまま期限が過ぎてしまいました。
期限を過ぎた後でも対応は可能です。これ以上遅れる前に、弁護士に相談してください。
弁護士にアダルト動画の話をして変な目で見られませんか。
見られません。弁護士にとっては日常的な相談であり、対象がアダルト動画であることは珍しくありません。弁護士が関心を持つのは法的な問題です。
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